ボッケ遊歩道

ボッケ遊歩道〈距離1.5km 時間45分〉

阿寒湖畔エコミュージアムセンター裏から北に10分ほど歩くとボッケがあります。ボッケの森はエゾマツやトドマツなどの針葉樹とカツラやミズナラなどの広葉樹が混じってできた森に、エゾシカやエゾリスなどの野生動物が生息している自然豊かなところです。ボッケ遊歩道は阿寒湖畔エコミュージアムセンターからボッケを通り、観光船乗り場まで続いており、気軽に阿寒湖の自然にふれられるネイチャースポットです。

ボッケ

ボッケとはアイヌ語で「ポフケ」(煮え立つという意味)からつけられた地名です。ボッケは、地下から泥が火山ガスと共に吹き出て地上に盛り上がったり、あぶくの膜を破裂させたりする現象です。吹き出している泥は97度ほどにもなります。この辺りでは、熱水や火山ガスだけを噴出している場所もあり、当地域では50cm以上の雪が積もりますが、この辺りは地熱が高いため雪がほとんど積もりません。
※大変危険ですので柵の中には入らないようにして下さい。

ミズバショウ

阿寒湖畔エコミュージアムセンターの裏側にある湿地では、毎年4月下旬~5月中旬にかけてミズバショウの白い花が一斉に咲き乱れ、春の訪れを告げてくれます。ミズバショウの花の白く丸まった部分は、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる装飾部分で、種子を実らせる花の本体は、苞の中にあるブツブツした棒状のものです。

森のこみち

阿寒湖畔エコミュージアムセンターと第一駐車場、ボッケ遊歩道を繋ぐ散策路で、ボッケ遊歩道と比べると道幅が狭く、登山道のような雰囲気の散策路です。阿寒湖畔エコミュージアムセンター裏山の尾根を歩くコースとなっており、静かな針広混交林の中での散策を味わえます。第一駐車場からボッケまで約1km、徒歩25分程。時間に余裕があるときは、ぜひ歩いてみて下さい。